part2.選択のポイントは?

GPSかレーザーか

gpshikaku.jpgそもそも、ゴルフ用の距離測定器と言えば、レーザー測定器が定番でした。今でも、レーザー測定器の方が良いという人もいます。GPSの場合は、あらかじめ設定してあるものまでの距離しか表示されませんが、レーザーは、好きな目標物までの距離が正確に測れます。レーザーの弱点は見えないものまでの距離は測れない(当たり前)のと、大きく少し時間がかかる事です。AllAbout「GPS対レーザー 距離測定器徹底比較!」の記事も参考にご覧ください。
GPSにフルコースレイアウトの表示できるものが、発売され、レーザー測定器より、スコア管理など他の機能も付加しやすいGPSが主流になってきていると思います。

どんな機能が欲しいか

gpsgamen.jpg最低の機能は、グリーンまでの距離が測れる事です。測定誤差は5ヤード程度と言われてますが、アマチュアレベルでは、問題がないレベルになっていると思います。グリーンもエッジ、センターまでの距離が表示されます。グリーン奥までの表示があればなお良いと思います。

次に欲しいのは、ハザードまでの距離でしょう。最近の機種は、ほとんどハザードまでの距離表示に対応するようになってきてます。さらに、コースレイアウトを表示できる機種が発売され、視覚的に確認できるようになってきてます。
これらの距離の正確さは、元の地図データや目標物の座標の正確性に依存する部分もあるので、どれだけ正確にデータを調べているかも重要な選択要素の一つになるでしょう。
GPSナビのもう一つの楽しみは、飛距離が測れたり、ラウンドの記録が残せる事だと思います。さらには、Web連携ということで、その記録データをネットにアップしてコース上に表示するサービスも行われています。

選択する際のポイントとしては、視認性、コンパクトさ、防水対応、扱い易さ、バッテリーなどをチェックする必要があると思います。おまけの機能としては、音声通知、スコア記録、万歩計などもあれば、便利だと思います。

試合には使えるのか

ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ(R&A)と米国ゴルフ協会(USGA)の2006~2008年のルール裁定集の見直しにより、2006年1月1日より、アマチュアゴルファーの一般的なプレーにおいては、すべてのラウンド(ゴルフコース)で距離計測器の使用が認可されました。また、プロツアーを含む競技大会においても、ローカルルールにおいて距離計測器の使用が認められた場合は利用が可能となりました。ただし、距離計測以外の機能(電子コンパス機能)が塔載されているものは、競技などでの使用はまだ認められていません。非表示にしても駄目なようです。この基準によると、EagleView、Shot Navi PREMIUM、ATLAS GOLFNAVI AGN5100/3100/1100は、競技大会では利用できないと言う事になると思います。

海外で使いたい方

日本のGPSナビで、海外コースに対応しているのは、「Eagle View/Vision」と「GreenOn」。特に「GreenOn」は、収録コースが増加している。海外でプレーされる方は、収録コースをチェックしておきましょう。

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part3.自分の目的に合わせて選びましょう!

さて、あなたならどれを選びますか。GPSの精度については、全ての製品を試していないので、比較できませんが、実際にいろいろな機種で比較した場合、違いはあります。ただ、これはGPSの精度の問題なのか、グリーンエッジなどの地図データの問題なのかは、わかりませんでした。そのメーカーが、ちゃんと実測しているのか、地図上からデータ入力しているのかにもよると思います。
どれが一番というより、それぞれの目的に応じて選択することをおすすめします。

グリーンまでの距離がわかれば良い

Shot Navi Pocket Neo。防水機能も高く、小型でコンパクト、値段も最安でお手頃。当初グリーンまでの距離表示しかできなかったが、バージョンアップでハザードの表示にも対応したので、距離だけというなら、これで十分。

ハザードまでの距離も知りたい

Shot Navi Pocket Neoもハザード表示に対応したため、全てのモデルがハザードまでの距離表示に対応している。ただし、そのハザードデータは、各社の調査によるものなので、なかなか比較は難しいと思います。各社、コースデータのアップデートに対応してますので、不備があっても改善されていくでしょう。
カラー表示のGreenOnは見易いが、コース数がやや少ないのがネックですが、対応コースは増えてます。GreenOnは、グリーン奥までの表示もあるのは、嬉しいですね。ユピテルのAGN800はGPSナビで1万円を切って、小型軽量で邪魔にならないのが良さそうです。

グリーンの方向表示が欲しい

コンパス付きで、グリーンの方向を表示して欲しいのであれば、EAGLE VIEW、EAGLE VISION、AGN4100、AGN2100の4機種。ただし、今のところ競技会などでの利用はできないということなので、注意が必要です。

コースレイアウト表示がやはり欲しい!

コースレイアウトが欲しい方は、価格はやや高くなるが、Shot Navi ADVANCE かATLAS GOLF NAVI AGN4100/2100/2000、GreenOn PLUSなどになります。ADVANCEは、タッチパネル、ハザードまでの数字による距離表示は、ATLASの同心円による表示よりは、わかり易いと感じます。GreenOn PLUSは、グリーンの形状も表示します。
そして、9月に周囲のホールも表示するEAGLE VISIONが登場しました。2グリーンの場合常時両方のグリーン迄の距離して、グリーンの切り替えが不要なのも嬉しいです。

履歴データを活用したい

ショット履歴が記録して、活用したい場合は、ログ機能を使う。ただし実際は、いちいち記録していくのは、余程余裕がないと、なかなかできません。記録したデータを、WEBサイトにアップすれば、コース図上に履歴をプロットできる。Shot Naviは、「SCOログ」、EAGLE VIEW/VISONは、「元気!ゴルフ」というサイトがある。GreenOnは、Google Earthを利用して表示するようです。Shot Navi ADVANCEは、本体で表示できますし、過去の履歴と比較して見る事ができます。

その他の機能

arimura.jpgその他、音声で距離を教えて欲しければ、Green On。新発売のminiでは、声が選べる。有村選手の声もダウンロードできるようだ。その他、スコアカード、万歩計、カロリー計算などの機能がついているものもあるので、必要であればチェックした方が良い。

各社、それぞれ、特色があるので、後は、値段との相談。それぞれ、当初は不具合もあった機種も会ったようであるが、ファームウェアのアップデートなどが行われて改善しているようである。GPS付きのスマートフォンなどをお持ちの方は、ナビソフトがでて来ています。専用機に比較するとGPSの精度がやや弱いために誤差が大きいように思います。

グリーンまでの距離がわかっても、その距離を打てる腕前になるのが先だとは、わかってるんですが、つい欲しくなってしまいますね。あなたは、どれを選びますか?


画面比較/距離のみ表示タイプ
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画面比較/コース図表示タイプ
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スイング解析新兵器!


いよいよ発売!

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腕時計タイプ

Green On
ザ・ゴルフウォッチ

ユピテル
AGN-Voice2

音声タイプ

Shot Navi
ボイスキャディ2

EAGLE VISION
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